まずは押さえておきたい!観葉植物の水やりの方法

はじめて観葉植物を購入する際、枯らさずにちゃんと育てられるか心配になると思います。

観葉植物を枯らしてしまう最大の原因は水やりです。水やりがちゃんと出来る様になると、植物を枯らすことはかなり少なくなります。また、水やりは初心者の方にとってはとても難しいと感じられるようですが、慣れた人にとっては物凄く簡単です。いくつかのポイントと、その原理を知っておくことで水やりのコツをつかんでいただき、観葉植物をながく楽しめるようになっていただけたらと思います。

水やりの基本

まずはどんな観葉植物にも言える水やりの基本から押さえておきましょう。

水をあげる時はいつでもタップリと

まず1つめのポイントは、水をあげる時はたっぷりとあげることです。どれだけたっぷりかと言うと、5号くらいのテーブルサイズの観葉植物に1〜2リットルくらいの水をあげても大丈夫です。少し大げさに言いましたが、余分な水は鉢の下から流れ出ていくので、そのくらいあげても問題ありません。

逆によくあるのが10号サイズの植物に対してコップ1杯の水をあげる方もいらっしゃいますが、これでは水の量が少な過ぎて植物にとってあまりよくありません。どうしても水が浸透しない場所が乾燥したりして、一部の根っこが痛んでしまうことが起こりえます。

また、水やりには土の中の老廃物を押し流す効果もあるので、多量の水でしっかり押し流しましょう。

水の消費度によってあげるタイミングを調整する

2つめのポイントは水やりのタイミングです。ここが水やりを失敗してしまう一番の原因です。多くの場合は必要以上に水やりの回数が多くて土の加湿状態が続き、根腐れを起こすというのが植物を枯らしてしまうパターンです。

この水やりのタイミングを見極めることが水やりの成否の80%くらいを担っていると言っても過言ではありません。

○○日に1回と決めるのはキケン

観葉植物を購入するとよく「水やりは4日に1回」などというラベルが付いています。正直なところ、このような書き方しかできないという事情もありますし、何も書かない方が不親切ですのでしょうがないという部分もあります。

ですが、できればこのラベルは無視してその植物にあった水やりのタイミングを見極められるようになることを目指してください。

ちょうどいい水やりの頻度というのは、植物の種類、温度、光の量、湿度、植物の状態によって変わります。影響を与える要素が多いため、例え同じ種類の植物でも一律にこれがベストという方法は分からないのです。

「土が乾燥してきたらあげる」を目指す

適度に土が乾燥したタイミングで水やりをするのが理想です。よく「土の表面が乾いてから水をあげる」と案内されることが多いと思いますが、土の表面が乾いていても土の中は結構湿っていたりします。土の表面は空気に触れるため、植物自体が水を吸っていなくてもある程度乾燥していくのです。

ですので、土の表面が乾いて1〜2日くらいたってから水やりするとちょうどよいでしょう。

水分計で水やりのタイミングを測る

ぜひ水やりのタイミングをつかめるようになっていただきたいのですが、はじめのうちはSUSTEE(サスティー)などの水分計を使うのもオススメです。土が乾いているかどうかが色で分かるので水やりのタイミングを間違えにくくなります。ただし、SUSTEEも100%ではないので、あくまで目安として使ってください。

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また、SUSTEEで分かるのは土が乾燥しているかどうかだけです。例えばエバーフレッシュだと乾燥に弱いので完全に乾燥してから水やりをすると水切れで葉落ちすることもあります。水を好む植物は色が変わってすぐに水をあげる、乾燥に強い植物は色が変わって1日たってから水をあげるなど、植物によって実際の水やりのタイミングを調整してください。

植物は意外と乾燥に強い

エバーフレッシュなど、一部を除いたほとんどの植物は、多少水が足りなくても枯れません。逆に水をあげ続けることによる加湿が原因で根っこを痛め、枯れることが多いです。基本的には乾燥気味に育てる方が枯らすリスクが減ります。ですので、植物に愛着をもってマメに水をあげている人の方が枯らしやすく、面倒見の悪い人の方が案外長く育てられたります。

水をお皿にためっぱなしだと臭いの原因になる

観葉植物を飾っていて臭いが出ることがありますが、そのほとんどはお皿にためている水が腐っていることが原因です。また、お皿に水をためたままだと土がずっと湿った状態になりやすく、根痛みの原因になったりもします。ですので、水やりの時にお皿にたまった水はすぐに捨てるのが理想です。ただ、水やりの度にお皿の水を捨てるのは結構面倒臭いと思いますので、毎回溜まる水を1cm程度に抑える様にして、1週間に1度捨てる様にするだけでも効果があります。

また、植物の根っこが痛んでいて、鉢の中の水分が吸われずにずっと残った状態だと、同じ様にその水分が腐ってきて臭いが出ることがあります。そうなると根っこが復活して水を吸える様にならないと根本的な解決になりません。その場合は水やりの頻度を減らしつつ、外に出すなどして植物の回復に努めてください。

さらに踏み込んで

根っこは元気か?

土が乾燥する=根っこが水分を吸収するということです。ですので、根っこが弱っているなど、吸う力が弱いと当然あまり吸えません。同じく植え替えなどで根っこを崩した場合も水分を吸う力が弱くなっていますので、水のあげ過ぎは厳禁です。

植物の状態が悪くなったときに、多くの方は水が足りないと思ってさらに水をあげてしまいます。植物の状態が悪い原因が根腐れだった場合、さらに水をあげてしまうのは逆効果です。それが原因で完全に枯れてしまうこともあります。

始めのうちは植物をパッと見ただけでは根っこが痛んでいるのか判断が難しいと思いますので、詳しい方に見てもらう方がよいでしょう。

必要な水の量と蒸散の関係

ここで1つ植物の水に関する知識をお伝えします。これを知ると水やりの感覚をつかむヒントになると思います。

ほとんどの観葉植物は根っこで水を吸収します。吸収した水は葉っぱにある気孔から蒸散によって外に放出されます。蒸散によって植物体の温度を下げる効果がある他に、根っこから水分を引き上げる役割もあります。この際に栄養分なども一緒に植物全体に供給されます。つまり、根っこが水をよく吸収するかどうかは蒸散が活発かどうかに影響されます。

葉っぱが少なくても蒸散が減る

蒸散は主に葉っぱで行われるので、植物の剪定(せんてい)時など葉っぱが減ると蒸散が減ります。何かしらの原因で落葉した時も同じです。このような場合はその分吸収する水分量が減ります。

温度が低いと蒸散は減る

基本的に温度が高かったり光が十分にあると蒸散が増えます。逆に温度が下がると蒸散は減ります。ということは室内より野外の方が蒸散は増えるし、冬場は蒸散が減るということです。

原理が分かると対処がしやすい

このようなことが分かると状況の変化に対応しやすくなります。一律に4日に1回という水やりではなく、「暑い場所に移動するから水やりを増やそう」「植え替えで根っこが痛んでいるから水やりを減らそう」など環境や植物の状態に合わせた水やりを行ってください。

まとめ

以上が観葉植物の水やりの基本です。あとは植物の種類によって水が好きだったり、乾燥が好きだったりの違いがありますので、お持ちの観葉植物がどっちのタイプか確認してください。今はインターネットで検索すると色んな情報が出てきます。調べてみてごの植物が水を好むのかどうか分かれば、あとはこの水やりのコツさえ押さえておけばうまく育てられるようになります。ぜひコツをつかんで植物の水やりをマスターしてください。