ショウナンゴム・アムステルダムキング(ゴムの木)

アムステルダムキング
名前
フィカス・ショウナンゴム・アムステルダムキング
学名
Ficus binnendykii
別名
アムス、アムステルダム
英名
FIcus Amsterdam King
科・属
クワ科・フィカス属
原産地
東南アジア、ポリネシア オランダにて改良
難易度
耐寒性
5℃
耐陰性
普通
レア度
増やし方
挿し木、取り木

アムステルダムキングの木はクワ科フィカス属(イチジク属)で熱帯アフリカ原産の観葉植物です。アムステルダム(Amsterdam)は枝垂(しだ)れる様な樹形と細長い葉っぱ特徴です。フィカスの中でも耐陰性が高く初心者の方にも育てやすい植物です。

枝垂れる樹形が魅力のアムステルダム

アムステルダムを含むショウナンゴムは枝垂(しだ)れる樹形が特徴です。室内向けの観葉植物で枝垂れる樹形の品種は実はあまり多くありません。枝数を多くするような仕立てにするとボリューム満点の森感を出すこともできますし、曲がりを生かした繊細な仕立てにすることもできる万能な品種です。

花言葉は「永遠の幸せ」

アムステルダムの花言葉は「永遠の幸せ」 、「すこやか」です。アムステルダムはフィカスの中でもとても強い品種ですので、この花言葉にピッタリな観葉植物です。特にデザイン性を重視した内装との相性が良いので、ホテルの開業祝いやデザイナーズオフィスへの贈り物にピッタリです。

アムステルダムの育て方

置き場所は明るくて風通しの良い涼しい場所がベスト

アムステルダムは耐陰性はあるのですが、やはり明るい場所の方が元気に育ちます。できるだけ窓際など光が入る場所に置いてあげてください。移動した直後は環境の変化で葉落ちすることがありますが、環境に適応すると落ちづらくなります。

水やりはしっかり乾かしてからタップリと

アムステルダムの水やりは控えめにした方が安全です。春〜秋は、7日~10日を目安に土の表面が完全に乾いたら鉢底から抜けるほどのたっぷりの水を与えましょう。冬は生長が緩やかになるため、土の表面が完全に乾いて2~3日してからたっぷりと与えましょう。水やりのポイントは、季節によって頻度が変わりますが、与えるときは鉢底から出るくらいたっぷりと与えることです。

寒さは2〜3℃まで

アムステルダムアはフィカスの中でも割と耐寒性がある植物です。とは言え0℃を下回ると枯れるリスクが高くなるのでできれば3℃以上ある方がよいです。

肥料は緩効性がオススメ

肥料は強すぎると根焼けする危険性があるため、ロングタイプや緩効性と言われるような長く少しずつ効くタイプの肥料がオススメです。
春、夏、秋にそれぞれ1回ずつ緩効性肥料を土の上に置いてあげてください。

アムステルダムの仕立て直し

植え替えは春から夏に

アムステルダムの植え替えは土を崩すかどうかで難易度が変わります。土を崩さずそのまま大きな鉢増しをする場合は、時期を選ばず夏でも冬でも植え替えしても大丈夫です。
元々あった土を崩して植え替える場合には根にダメージがありますので難易度が上がりますが、アムステルダムは根っこの成長が早い植物ですので、他の植物と比べると失敗は少ないと思います。
植え替え時期は春から夏に行い、植え替えた後は直射日光に当てずに涼しい場所で管理してください。植え替え直後は肥料は与えてはダメです。代わりに活力剤をあたえましょう。

剪定(せんてい)は暑くなってから

アムステルダムはフィカス系の植物の中では剪定(せんてい)が少し難しいです。新芽が全く吹かない枝が出たり、逆に芽が多くて間引く必要があったりと、少しだけ手間とセンスが必要になります。とはいえ、剪定の時期さえ間違えなければ枯れるということはほとんどないので、思い思いの樹形を楽しむのもよいかと思います。

剪定時期は春で夜間の外気温が15℃を超えるくらいの時期以降に行ってください。事前に肥料を与えたり明るいところで管理するなどして植物の力を付けるのも有効です。それぞれ枝の付け根から10cm〜15cmあたりで切ったところに葉っぱが残るように切っていってください。

アムステルダムはフィカスの仲間ですので切ると白い樹液が出ます。付くと固まって取れにくくなるので、皮膚や衣服に付かないように気を付けてください。もし付いた場合はすぐに濡れたタオルなどで拭き取ってください。

アムステルダムに出る病害虫

アリ

他の観葉植物と同様に土にアリが発生することがあります。周辺にアリが寄ってくるような餌になるものを置かないようにしてください。ありの巣コロリなどを近くに置くのも効果的です。

カイガラムシ

カイガラムシは硬い殻に覆われていて薬剤が効きにくいので、歯ブラシなどで物理的に除去します。風通しが悪くホコリっぽい環境を好むので、置き場所の環境をよくして予防しましょう。

アムステルダムの増やし方

アムステルダムの増やし方は主に挿し木と取り木です。

挿し木

アムステルダムの挿し木は、これから暖かくなる春先に行ってください。アムステルダムの挿木はそこまで高くありません。生産する上では50%〜60%くらい活着すればいいかなという感覚です。暑い時期も可能ではありますが、さらに成功率が落ちてしまいます。

挿し穂は成長点から10cm〜15cmくらいの長さでカットします。それぞれの枝に対して葉っぱを2〜3枚だけ残して残りの葉っぱは切り落としてください。特に、新芽の柔らかい葉っぱは必ず落とすようにしてください。新芽の葉っぱが残っていると成功率が落ちてしまいます。土を用意して5cm〜10cmほどの深さに挿します。土は観葉植物用であれば大丈夫です。水はけがよいものを選んでください。

直射日光を避け、涼しくて風通しのよい場所で管理してください。土への水やりは、加湿になり過ぎると枯れる危険が高まるので、土が完全に乾燥しない程度にして、葉水をこまめにしてください。早ければ2〜3週間ほどで新しい根っこが出てきます。

取り木

アムステルダムは取り木もできます。幹の皮を剥がします。剥がした場所に発根剤をスプレーし、濡らした水苔で包みます。さらに水苔ごとアルミホイルなどで巻いて乾燥しないようにします。
この状態で夏場だと1ヶ月もすると根っこが出てきますので、発根した場所の少し下から切って土に植えてください。挿し木と違い葉っぱを切り落とす必要はありません。取り木はできるだけ暑い時期に行ってください。暑い方が発根が早いので短い期間でできます。

挿し木より少し手間はかかりますが成功率は格段に上がります。また、取り木だと大きな枝でも移植できます。例えば大きくなったベンガレンシスの形がキレイな枝をそのまま移植することも可能で、これは挿し木ではできない方法です。小さな苗は挿し木、大きな苗は取り木と使い分けてもいいでしょう。

まとめ

アムステルダムは他のフィカス系の観葉植物と比べると葉っぱを害する虫や病気などは出にくく育てやすい植物です。黒色の葉っぱの観葉植物は意外と少なく、アクセントを出すにもオススメですのでぜひチャレンジしてみてください