フィカス・ベンガレンシス(ゴムの木)

名前
フィカス・ベンガレンシス
学名
Ficus benghalensis
別名
ベンガレンシス ベンガル ベンガルゴム
英名
benghalensis
科・属
クワ科・フィカス属
原産地
インド・アジアの熱帯地域
難易度
耐寒性
2℃
耐陰性
高い
レア度
増やし方
挿し木、取り木

フィカス・ベンガレンシスの栽培カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え替え

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フィカス・ベンガレンシスの特徴

フィカス・ベンガレンシスはクワ科フィカス属(イチジク属)の観葉植物です。フィカス=ゴムの木です。フィカス・ベンガレンシス(benghalensis)は楕円形のかわいい葉っぱと白い幹が特徴で、沖縄で生産されている観葉植物の中でも3本の指に入る人気の観葉植物です。

丸くてかわいい葉っぱと白い幹が魅力のベンガレンシス

フィカス・ベンガレンシスは丸くてかわいい葉っぱと白くて綺麗な幹が特徴です。少し光沢のある緑の葉っぱはお部屋に緑を取り入れる最初の1鉢としてオススメできる観葉植物です。また、フィカス・ベンガレンシスは曲がった形や枝のボリュームのあるタイプなどさまざまな樹形があり、お気に入りを見つけやすいのも魅力です。

フィカスの中では耐寒性や耐陰性も高いので育てやすい観葉植物です。

花言葉は「永遠の幸せ」

フィカス・ベンガレンシスの花言葉は「永遠の幸せ」 、「すこやか」です。フィカス(ゴム)属は生命力が強いためこの花言葉が付けられたようです。

見た目も綺麗でインテリア性が高く、耐寒性と耐陰性もあり育てやすい観葉植物ですので、新築祝い開業祝いなどの贈り物としても安心してお選びいただけます。

フィカス・ベンガレンシスの由来

ベンガレンシスとよく似た植物にベンガルボダイジュがあります。ベンガルボダイジュとはヒンドゥー教の神話で「望みを叶える木」として登場しており「長寿」の花言葉が付けられています。

ベンガレンシスとベンガルボダイジュを同じ植物として紹介しているサイトをよく見かけますが、この2つの植物は葉っぱの形や枝の出方など違いがあり別の品種です。ただし、観葉植物は枝変わりや個体差で形質が違うものを増やして別の品種として固定化していくことがよく行われているので、もともとは同じ種類だった可能性はあります。ちなみにベンガレンシスもベンガルボダイジュも学名は同じ「benghalensis」と出てきますので、やはりもともとは同じ種類から派生したのかもしれません。

フィカス・ベンガレンシスの花

フィカス・ベンガレンシスの花は隠頭花序(いんとうかじょ)と言って一見すると花には見えません。フィカス(イチジク)属によくみられることからイチジク花序とも言われるそうです。花軸が肥大して袋状になり、内側に花をつけている状態です。

花が咲いていると生育不良かもしれません

家庭で置けるサイズの10号くらいまでであれば、順調に育っているフィカス・ベンガレンシスは花をほとんど付けません。根詰まりを起こしていたり、肥料や水が足りていない時に付くことが多いです。おそらく生命の危機を感じると子孫を残そうとするためだと思います。

それもあって生産の現場ではフィカス・ベンガレンシスに花がたくさん付いていると生育不良を疑います。また、花が咲いたところからは新芽が出にくいため、剪定(せんてい)で樹形を作るのが難しくなります。

そういったこともあり、フィカス・ベンガレンシスの花は見つけるとあまり嬉しくない存在です。

フィカス・ベンガレンシスの育て方

明るくて風通しの良い場所がベスト

フィカス・ベンガレンシスは耐陰性が高い観葉植物ですが、やはり明るい場所の方が元気に育ちます。できるだけ窓際など光が入る場所に置いてあげてください。

ベンガレンシスは他の植物と比べても風通しが必要な観葉植物です。風通しの悪い場所におくと急激に弱っていくことがあるのでできるだけ風通しの良い場所に置いてください。

フィカス・ベンガレンシスは沖縄では夏も外に出して育てます。沖縄の夏の直射日光でも問題ないくらい光に強いのですが、室内で管理しているベンガレンシスの葉っぱは強い日差しに慣れていません。いきなり外の強い日差しに当てるとダメージを与えてしまいますので、外に出す際は半日陰の場所に出すなど気を付けてください。

水やりはしっかり乾かしてからタップリと

フィカス・ベンガレンシスは本来水が好きな観葉植物ですが、室内で管理していると意外と水が少なくても問題ありません。そのため水やりは控えめにした方が安全です。

春〜秋は、8日~11日を目安に土の表面が完全に乾いたら鉢底から抜けるほどのたっぷりの水を与えましょう。冬はさらに頻度を減らします。土の表面が完全に乾いて2~3日たってからたっぷりと与えましょう。ポイントは季節によって頻度を変えるだけで、与える量は変えないことです。

寒さは2〜3℃まで

ベンガレンシスはフィカスの中でも割と耐寒性がある植物です。とは言え0℃を下回ると枯れるリスクが高くなるのでできれば5℃以上ある方がよいです。

エアコンの風は観葉植物に悪いというイメージが強いようで、エアコンの当たらない玄関などに置く方も多いようです。エアコンの風で枯れることは実際はかなり少ないと思います。それよりも玄関先は寒くなりやすく、それが原因で枯らしてしまうことの方が多いです。寒い場所に置くよりはエアコンの効いた暖かい場所に置いてあげてください。

肥料の与え方

肥料は緩効性がオススメ

肥料は強すぎると根焼けする危険性があるため、ロングタイプや緩効性と言われるような長く少しずつ効くタイプの肥料がオススメです。

春、夏、秋にそれぞれ1回ずつ緩効性肥料を土の上に置いてあげてください。

即効性の肥料は使わないのが無難です

液体肥料などは即効性の肥料です。即効性の肥料は分量を間違えると根っこを痛める原因になったりします。ご自宅などで育ててる場合は即効性の肥料が必要になることはないと思いますので、特に慣れないうちはロングタイプの肥料を使ってください。

根っこが痛んでいる時は「活力剤」

ベンガレンシスに限らず、どのような観葉植物でも根っこが痛んでいる時に肥料を与えてはいけません。根っこが痛む原因は植え替えで根っこを崩したり、水やりの加減を間違えて根腐れを起こしたりといろいろ考えられます。根っこが痛んだ時には肥料の代わりにメネデールなどの活力剤を与えてください。

フィカス・ベンガレンシスの仕立て直し

剪定(せんてい)は一番暑い時期に

まずはじめに注意点ですが、ベンガレンシスは夏の暑い時期に剪定(せんてい)してください。ベンガレンシスは寒くなってくると成長がピタっと止まります。秋頃に剪定すると冬に新芽が大きくなる前に成長が止まってしまいます。沖縄ですと9月までに剪定(せんてい)すれば問題ないですが、10月に剪定(せんてい)すると12月頃に芽が小さい状態で成長がとまってしまいます。

本土は気温が下がるのが早いので7月〜8月頃までに剪定した方がよいと思います。

フィカス・ベンガレンシスは剪定(せんてい)が簡単な植物です。事前に肥料を与えたり明るいところで管理するなどして植物の力を付けてください。

それぞれ枝の付け根から10cm〜15cmあたりで切ってください。枝に葉っぱがなくなると水を吸い上げられなくなり枝枯れする危険性が上がるので、できるだけ葉っぱが残るように切っていってください。残ったはっぱは枝ごとに2〜3枚に減らしてください。

ベンガレンシスはフィカスの仲間ですので切った場所から白い樹液が出ます。樹液は付くと取れにくくなるので、皮膚や衣服に付かないように気を付けてください。もし付いた場合はすぐに濡れたタオルなどで拭き取ってください。

植え替えは春から夏に

フィカス・ベンガレンシスの植え替えは土を崩すかどうかで難易度が変わります。土を崩さずそのまま大きな鉢増しをする場合は、時期を選ばず夏でも冬でも植え替えしても大丈夫です。

もともとあった土を崩して植え替える場合には根にダメージがありますので難易度が上がりますが、フィカス・ベンガレンシスは根っこの成長が早い植物ですので、時期さえ間違えなければ失敗は少ないと思います。

植え替え時期は春から夏に行い、植え替えた後は直射日光に当てずに涼しい場所で管理してください。植え替え直後は肥料は与えてはダメです。代わりに活力剤をあたえましょう。

ベンガレンシスに出る病害虫

アリ

他の観葉植物と同様に土にアリが発生することがあります。周辺にアリが寄ってくるような餌になるものを置かないようにしてください。

ありの巣コロリなどを近くに置くのも効果的です。

カイガラムシ

カイガラムシは硬い殻に覆われていて薬剤が効きにくいので、歯ブラシなどで物理的に除去します。風通しが悪くホコリっぽい環境を好むので、置き場所の環境をよくして予防しましょう。

ハダニ

ハダニは乾燥していると発生しやすくなります。定期的に葉水をしてあげると発生を抑えることができます。

アブラムシ

アブラムシは風通しが悪かったり、密集して日当たりが悪い、肥料の窒素分が多いと発生しやすくなります。風通しと日当たりをよくし、肥料をあげ過ぎないようにすることで抑えることができます。

フィカス・ベンガレンシスを育てる上での注意点

フィカス・ベンガレンシスは他のフィカス系の観葉植物と同様にハダニやアブラムシが出やすい観葉植物です。ハダニやアブラムシが出ないように風通しをよくし、定期的に霧吹をして乾燥し過ぎないようにすることを気を付けていただくと管理は比較的簡単な植物です。

フィカス・ベンガレンシスの増やし方

フィカス・ベンガレンシスの増やし方は主に挿し木と取り木です。

挿し木

フィカス・ベンガレンシスの挿し木は、これから暖かくなる春先に行ってください。暑い時期も可能ではありますが、成功率が落ちてしまいます。

挿し穂は成長点から10cm〜15cmくらいの長さでカットします。それぞれの枝に対して葉っぱを2〜3枚だけ残して残りの葉っぱは切り落としてください。特に、新芽の柔らかい葉っぱは必ず落とすようにしてください。新芽の葉っぱが残っていると成功率が落ちてしまいます。

土を用意して5cm〜10cmほどの深さに挿します。土は観葉植物用であれば大丈夫です。水はけがよいものを選んでください。

直射日光を避け、涼しくて風通しのよい場所で管理してください。土への水やりは、加湿になり過ぎると枯れる危険が高まるので、土が完全に乾燥しない程度にして、葉水をこまめにしてください。早ければ2〜3週間ほどで新しい根っこが出てきます。

取り木

フィカス・ベンガレンシスは取り木もできます。幹の皮を剥がします。剥がした場所に発根剤をスプレーし、濡らした水苔で包みます。さらに水苔ごとアルミホイルなどで巻いて乾燥しないようにします。

この状態で夏場だと1ヶ月もすると根っこが出てきますので、発根した場所の少し下から切って土に植えてください。挿し木と違い葉っぱを切り落とす必要はありません。

取り木はできるだけ暑い時期に行ってください。暑い方が発根が早いので短い期間でできます。

挿し木より少し手間はかかりますが成功率は格段に上がります。また、取り木だと大きな枝でも移植できます。例えば大きくなったベンガレンシスの形がキレイな枝をそのまま移植することも可能で、これは挿し木ではできない方法です。小さな苗は挿し木、大きな苗は取り木と使い分けてもいいでしょう。

生産の場面では挿し木と輸入苗が多い

ベンガレンシスの生産の現場では挿し木の他に輸入苗で生産することが多いです。一般の方が輸入苗を手に入れることは難しいので馴染みがないと思いますが、生産に置いてはおそらく全国の生産量の6割以上が輸入苗だと思います。

輸入苗はメリクロン培養と呼ばれる方法で増殖しており、「培養苗」や「メリクロン苗」と呼ぶことが多いです。

生産においては培養苗だと生育が安定しているというメリットがあります。

マメ知識

実はベンガレンシスはさらに細かく種類が分かれています。ベンガレンシス・オードリーと呼ばれる種類がありベンガレンシスの輸入苗はほとんどこのオードリーという種類です。ただ、ベンガレンシスとベンガレンシス・オードリーは見た目ではほとんど区別はつきません。違いはオードリーの方が芽吹きが良いことと徒長しにくいことです。

一般にはこの2種類はほとんど区別されることなく流通しています。強さなどは変わらないのであまり気にする必要はないと思います。

まとめ

フィカス・ベンガレンシスは風通しがよい場所で管理をすればあとは比較的育てやすい観葉植物です。葉の色も定番の緑で樹形もいろいろあり、どんなインテリアにも合わせやすいのでぜひチャレンジしてみてください。

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