エバーフレッシュ

名前
エバーフレッシュ
学名
Pithecellobium sophorocarpum var. angustifolium
別名
アカサヤネムノキ ピケテセロビウム
英名
Pithecellobium
科・属
マメ科・コヨバ属
原産地
熱帯アメリカ
難易度
耐寒性
弱い
耐陰性
高い
レア度
増やし方
種、挿し木

エバーフレッシュの栽培カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え替え
剪定
肥料

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エバーフレッシュの特徴

エバーフレッシュはマメ科の植物で夜になると葉を閉じる性質がある植物です。見た目はフワッと涼しげで、3mを超える大きなサイズは商業施設の植栽などにもよく使われます。

エバーフレッシュはネムノキの仲間で同じように夜になると葉を閉じる性質(就眠運動)を持っており、赤いサヤに黒い種をつけるので、別名アカサヤネムノキとも呼ばれています。沖縄では同じマメ科の仲間のホウオウボクが街路樹として植えられています。また葉は夜間になると閉じる睡眠運動(就眠運動)をおこないます。

エバーフレッシュの由来

原産地の熱帯アメリカから沖縄の生産者が輸入したのが始まりで、エバーフレッシュという名前もその時に付けられたそうです。当初は学名が分からず、Pithecellobium confertum(ピテケロビウム)が品種名とされていましたが、自生地や特徴などからPithecellobium sophorocarpum var. angustifoliumであるとされ、現在の分類ではCojoba属(コヨバ属)に移されています。ですが、プロの方でもほとんど学名で呼ぶことはありません。

エバーフレッシュの花言葉

エバーフレッシュには「胸のときめき」「歓喜」といった花言葉があります。また、中国では夫婦円満の象徴としてしられています。これは機嫌の悪かった夫にエバーフレッシュの仲間であるネムノキを入れたお酒を飲ませたところ、機嫌が直り夫婦円満になったという逸話があったからとされています。

このことから「結婚祝い」「新築祝い」など、家族に関するお祝いごとにピッタリな観葉植物です。

エバーフレッシュはどんな花?

エバーフレッシュは春から夏にかけてタンポポの綿毛のような薄緑の花を咲かせます。

エバーフレッシュの育て方の基本

耐陰性はあるができれば明るい場所がベスト

エバーフレッシュは耐陰性がある植物ではありますが、明るい場所の方が元気に成長してくれます。また、暗すぎると葉が閉じてしまうこともあります。また風通しの悪い場所だとカイガラムシや病気の原因になりますので、風通しの良い場所に置いてあげてください。

エバーフレッシュは水をたっぷりあげます

エバーフレッシュは水をとても好む観葉植物です。他の多くの観葉植物は水のあげ過ぎで根腐れを起こして枯らしてしまうことが多いのですが、エバーフレッシュは逆に水切れで枯れることが多く、根腐れしづらいので管理のポイントが変わります。水切れを起こすと葉が一気に落ちてなかなか復活しないので水は切らさないようにしましょう。

このポイントさえ押さえればエバーフレッシュの水やりは他の観葉植物より簡単だと言えます。

ただし、冬の時期は水をあまり必要としなくなるので、土の表面が乾いてから2〜3日後くらいに水やりをする程度で十分です。

肥料の与え方

オススメは緩効性の肥料

肥料は強すぎると根焼けする危険性があるため、ロングタイプや緩効性と言われるような長く少しずつ効くタイプの肥料がオススメです。緩効性の肥料は1ヶ月くらい効果が持続するものから半年効果が持続するものまであります。

生育期である4月〜10月の間に肥料を効かせて休眠期に合わせて12月くらいから肥料が減っていく方がよいので、3ヶ月くらい効果が持続するタイプの肥料を4月、6月、9月に1回ずつ与えるのがオススメです。(4月、6月の間を2ヶ月にしているのは、一番暑くなる時期に肥料を多めにするためです)

即効性の肥料は?

即効性の肥料は基本的はオススメしていません。即効性でなければいけない状況というのがほとんど無いことと、与える量を間違えると根っこを痛める危険性があるため、扱いが難しくなるためです。特にエバーフレッシュはフィカス系の観葉植物と比べて根っこがそこまで強くありませんので、肥料のあげ過ぎには注意しましょう。

肥料が使えないときには活力剤を

エバーフレッシュに限らず観葉植物は根っこが痛んだ時は肥料を与えてはいけません。肥料を吸いきれずに余計根っこを痛める原因になります。メネデールなどの活力剤は肥料としての効果はありませんが、肥料の吸収や発根を促進します。植替え時や、何らかの影響で根っこが痛んだ時には肥料は与えずに活力剤を与えてください。

エバーフレッシュは肥料がなくてもなかなか枯れません。

観葉植物は環境に慣れてくると、肥料を与えなくても維持できるようになっていきます。よく肥料は植物にとってのご飯と言われたりするので、肥料を与えないと枯れるというイメージを持ってる方が多いですが、光と水さえあれば最低限の栄養を自ら作り出せるのです。その中でもエバーフレッシュを始めとするマメ科の観葉植物は窒素固定と言って自ら栄養素を作り出すのが得意です。

もちろん環境によっては肥料を与えないといけないこともありますが、「とりあえず肥料をどんどん与えておけば大丈夫」というやり方では逆効果になることが多いので、迷ったら肥料は控えるか詳しい人に相談することをお勧めします。

寒さは5℃まで

エバーフレッシュはそこまで耐寒性があるわけではないので出来るだけ暖かい場所で管理してあげてください。ちなみに関東の事例では暖房の入っていないマンションのエントランス(おそらく1℃〜3℃程度)で冬を越したそうです。ただし、それには夏頃から徐々に慣らしていって冬を迎える必要があり、冬の時期にいきなり設置すると葉落ちする危険性があります。

エバーフレッシュの仕立て直し

エバーフレッシュの剪定は初心者の方にも簡単です

エバーフレッシュの葉っぱの付け根のところをよく見ると、新芽がちょこんと出ているのが見えます。この新芽を残すように枝の少し上の方を切ると、この新芽が伸びて新しい枝になります。つまり伸ばしたい箇所の芽を残すように剪定していけば思い通りの樹形を作ることができます。

エバーフレッシュのいい所は、全部の枝を一度に剪定する必要はなく、伸びすぎた枝だけを剪定しても大丈夫な所です。例えば観葉植物の定番のフィカス属の植物だと、一部だけ剪定すると切った場所に力が行き渡らずに不発芽(芽が出ないこと)になったりしますが、エバーフレッシュであればその危険性が少ない為、気になるところだけを切っていくことができます。

剪定の時期は春から秋の間にするようにしてください。

エバーフレッシュの新芽は茶色

エバーフレッシュの新芽と出てきたばかりの葉っぱは茶色がかっているので、枯れかけていると思われる方もいるそうです。ですがエバーフレッシュの新芽は元々が茶色ですので心配しなくても大丈夫です。

葉が大きくなるにつれて綺麗な緑色に変わっていきます。

植え替え

エバーフレッシュを植え替える際は出来るだけ根っこを痛めないようにしてください。エバーフレッシュの根っこはそこまで成長が早くはありません。必要以上に痛めてしまうと回復するまでに時間がかかってしまいます。

土を崩す植え替え

土を崩す場合、エバーフレッシュの根っこがちゃんと回復できるように4月〜8月くらいの間で行ってください。

出来るだけ根っこが切れないように優しく土をほぐしてください。蒸散を抑えるために剪定などをしてある程度葉っぱの量を減らした方が良いです。

植え替えた直後は水を控えめにしますが、エバーフレッシュの場合は乾燥に弱いので土がある程度湿った状態を維持してください。置き場所は直射日光の当たらない涼しい場所にしてください。定期的に葉っぱや幹に霧吹きなどで葉水をしてあげるとよいでしょう。

肥料は植え替えて1ヶ月くらいは与えないようにして、代わりに活力剤を植え替え直後と2週間後くらいに倍率と容量を守って与えてください。

土を崩さない植え替え

土を崩さず鉢増しをするだけならあまり難しく考える必要はありません。植え替え直後に肥料を与えても大丈夫ですし、水やりも今まで通りで大丈夫です。植え替える時期もあまり気にしなくてもよいですが、真冬の寒い時期は避けるようにしてください。

エバーフレッシュのトラブル対処法

葉っぱが一度に落ちた

エバーフレッシュが一気に葉落ちしたら、急激な温度の変化水が足りていないのどちらかをまず疑ってください。エバーフレッシュは5℃くらいまでは保つ植物ではありますが、暖かい場所からいきなり寒い場所に移動すると葉っぱが落ちることがあります。環境に順応してくると葉落ちしなくなっていきます。

また、エバーフレッシュはとても水が好きな植物で、水切れすると一気に葉落ちすることがあります。水切れが原因の葉落ちの場合、復活せずに枝枯れや株自体が枯れる危険性が高くなります。

逆に、他の植物に比べてお水のやり過ぎによる根腐れが起こりにくいので、水をこまめにあげる、水がなかなかあげれない時はお皿に水を貯めるなどの対処をしてあげてください。

エバーフレッシュの葉っぱがベタベタする

エバーフレッシュのかもしれません。エバーフレッシュは葉っぱの根本に蜜腺という器官があり、透明な樹液を出すことがあります。葉に生み付けられた幼虫や卵などを餌として持っていってもらうために、蜜を出してアリを誘引するためだと言われています。

もしくはカイガラムシなどの虫が発生していないか疑ってください。虫の排泄物の粘度が高くベタベタしている可能性があります。

カイガラムシ

エバーフレッシュはカイガラムシが付きやすい植物です。

枝や葉っぱに白い1〜2mmくらいの白い塊が付いていたらそれはおそらくカイガラムシです。カイガラムシは幼虫のうちは薬剤が効きやすいので「オルトラン水和剤」などの薬剤が効果的です。

成虫になると殻で覆われ薬剤が効きにくくなります。歯ブラシやティッシュなどで擦り落としてください。

アリ

アリはエバーフレッシュに限らずどんな観葉植物にでも発生しやすいのですが、対処法はお家に出ないようにする方法と同じです。食べカスなどアリの餌になるようなものが残ったままにならないように綺麗にしたり、アリの巣コロリなどを近くに置いておくなども有効です。

ハダニ

ハダニは乾燥していると発生しやすくなります。エバーフレッシュにはそこまで付きやすいわけではありませんが、たまに発生することがあるようです。定期的に葉水をしてあげると発生を抑えることができます。また、定期的に換気することでも発生を抑えられます。

エバーフレッシュの増やし方は種と挿し木

種(実生)

エバーフレッシュに種が付いたらぜひ植えてみてください。鉢植えでも10号くらいのサイズになると種を付けます。エバーフレッシュの種は冷蔵庫などで保管もできますが、鮮度が高い方が発芽率が高くなるので、できるだけ新鮮なうちに植えてください。

土はホームセンターに売られている「観葉植物の土」と書かれているものであれば何でも大丈夫です。植えた後は土が完全に乾燥しないように定期的に水を与えてください。

鉢の下から根っこが出てきて、幹が枝と同じ茶色になってきたら大きな鉢に植え替えても大丈夫です。

挿し木

エバーフレッシュを挿し木で増やす場合は剪定した枝を利用するとよいでしょう。葉っぱがしっかりと出ている枝を選び、上から10cm〜15cm程度の位置で切ってください。葉っぱを上から2枚程度残し、その葉っぱを3分の1程度に切ってください。土に4cmほど挿します。

涼しい日陰に置き蒸散を抑えるように定期的に葉水をしてください。土は乾燥し過ぎない程度に水を与えていれば大丈夫です。根っこがしっかり出てないうちは水のあげ過ぎでも枯れることがあるので気を付けてください。

生産現場ではほとんど種(実生)で増やす

エバーフレッシュの増やし方は主に種と挿し木ですが、生産の現場では主に種で増やすことが多いです。その理由はエバーフレッシュが種をたくさん付けるので増やしやすいことと、種だと株下が太ってカッコよくなるからです。この株元が太くなることをイモができるなどと表現したりしますが、挿し木だとこのイモができません。このため増やしやすさと見た目のカッコよさから種で増やすことがほとんどです。

ちなみにこのイモはエバーフレッシュが大きくなると最後は違いが分からなくなります。具体的には10号くらいのサイズからはほとんど違いが分からなくなります。ですので、大きいサイズまで育てる場合は気にする必要はありません。とは言いつつ一般的に流通しているサイズは8号以下までがほとんどですので、やはり種で増やす方がよいとなります。

まとめ

エバーフレッシュは水やり、温度、風通しに気をつければ育てるのは比較的簡単な観葉植物です。樹形も色々あり、どんなインテリアにも合わせやすいのでぜひチャレンジしてみてください。

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